第10章 くすり屋に生まれて そよ風がちょっとだけ涼しくて、気持ちのよい秋の始まりの日だった。 向か…
第11章 おかんとぼくの暗黙同盟
第11章 おかんとぼくの暗黙同盟 12月になって、その年はじめて雪が降った日、ぼくの住んでいる梶田町…
第12章 幸運の白いヘビ
第12章 幸運の白いヘビ ある日、おとんが満面の笑みでお店に帰って来た。商工会と銀行が共同でお店を建…
第13章 パンチパーマとおんなごころ
第13章 パンチパーマとおんなごころ ある日、学校からお店に帰ると、電話番の北島さんが別人になってい…
第14章 誕生日には筆ばこを・・
第14章 誕生日には筆ばこを・・ 妹の良子とは3つ違いだった。 この年頃の男女の兄弟はなんとなく微妙…